いよいよ4月から新生活が始まるということで、引越しの季節がやってきました。進学や就職での引越し以外にも、心機一転して新居に移ろうか考えている人も多いのではないでしょうか。
引越しの際、何かと入り用になるのが「お金」です。
家賃や敷金、礼金など払わなきゃいけないお金は賃貸住宅によって様々ですが、引越し費用で必要になるお金はどれくらいなのでしょうか。
家の契約時に払うお金
前家賃
前家賃の内訳は、入居日からある程度の期間の家賃と共益費になっています。
共益費とは、賃貸住宅の共有スペースの維持や修繕に使われるお金のことを指します。前家賃でどれくらいのお金を払わなければいけないかは、賃貸住宅によって違い1〜3ヶ月程度になっています。
敷金
敷金は賃貸借契約時に払うお金というよりも、万が一のために預けておくいわ
ば「担保」のようなお金です。
一般的に敷金の用途は、家賃が払えなくなった時の補填や、退去時の部屋のクリーニング代や修繕費などが挙げられます。敷金の性質上、余った分は退去時に返還されます。
礼金
礼金とは、簡単にいうと大家さんへの謝礼としてのお金です。そのため敷金とは違い、退去時に返還されません。
礼金を払う習慣は、地方によってはない所もあるようです。その代わり敷金から数ヶ月分の家賃を差し引く「敷引」という仕組みがあり、敷引がある賃貸住宅の敷金は通常より高めに設定されています。
火災保険料
借主は家を借りる際、万が一火災や水漏れを引き起こしてしまった場合に備えて火災保険に加入します。
通常は入居時に支払い、次回の支払いは保険更新の際、保険料を支払うという仕組みになっています。
仲介手数料
仲介手数料は賃貸住宅の大家ではなく、その物件を取り扱い、契約を取り付けた不動産会社に支払うお金です。この仲介手数料がそのまま不動産会社の利益になるので、仲介手数料は各不動産会社によって異なります。一般的には借主が支払う仲介手数料は家賃半額分から1ヶ月分とされています。法律で仲介手数料は家賃の1ヶ月分とされているので、借主の仲介手数料が家賃の半額の場合は、もう半分を貸主が負担しています。
引越し時に払うお金
家電や家具のための費用
進学や就職などで新たに家を借り、引越しをする人は家具家電を一式揃える必要があります。
家具家電を一式揃えるとなると結構なお金が必要になります。できるだけ家から持っていける物は持っていき、必要最低限の家具家電を購入するようにすれば家具家電にかかる費用は抑えることができます。
引越し業者へ払うお金
引越し業者へ引越しを依頼する時にももちろんお金が発生します。
料金の相場は時期によって変動しますが、一番忙しくなる2〜4月は相場の料
金が高くなります。
見積もりサイトなどを利用し、業者を比較して依頼すると安く抑えられるかも
しれません。
まとめ
引越しにはお金がかかることがたくさんあります。
賃貸借契約を結んだ時に払わなければいけないのは、前家賃や敷金・礼金、火災保険料、仲介手数料などが挙げられ、不動産会社や賃貸住宅によっては鍵の交換費や家賃保証会社の保険料が追加されたりします。
また引越し時にかかる費用には、家具家電代や引越し業者へ払うお金などがあります。このように引越しにはかなりの額のお金が必要になりますが、家具家電代や引越し業者への費用を抑えることで引越し全体にかかるお金を節約できることもあります。見積もりサイトを利用したり、実家の家具を利用したりして、コストを抑えつつ良い引越しができるといいですね。