自宅に収納が足りない時の解決手段として近年注目され始めたものが「トランクルーム」です。トランクルームには様々なタイプや広さがあるので、工夫次第で色々なものが収納できます。
収納力を上げるもう一つの手段として考えられるのが「物置」です。物置もベランダにおけるものから庭におけるものまでサイズがたくさんあります。
今回は収納に困った時にトランクルームと物置どちらを利用するのが良いか、それぞれの特徴と使い分けを紹介します。
トランクルームと物置それぞれの特徴
トランクルームの特徴
トランクルームはビルやマンションなどの建物の中に設置されている場合と、屋外にコンテナを置いた場合の2つのパターンがあります。
どちらもトランクルームを運営している会社と契約を結んで月額制で利用します。
広さがだいたい0.3畳〜10畳以上と幅広く、ロッカータイプのトランクルームからガレージタイプのトランクルームと種類も豊富です。
物置の特徴
物置を利用する場合はホームセンターなどで設置したい場所に合った物置を購入します。
自宅のベランダに設置できるものから、庭におけるような大きさのものまであります。
基本屋外に設置するので、各物置メーカーは劣化を防ぐ工夫を行っています。
トランクルームと物置の違い
トランクルームも物置もどちらも「物を収納」するために作られています。
では具体的な違いはあるのでしょうか。
トランクルームは業者が運営しています。
利用する場合はトランクルーム運営業者と契約してレンタルでの利用を開始します。一方物置は自分で購入して自宅に設置します。
そのため自宅や私有地に設置し、自由に使える物置と比較すると、トランクルームはレンタルなので使い方にある程度規定があります。中には保管できないものもあるので注意が必要です。
さらに、利用場所も違います。トランクルームには屋外で利用するものと屋内で利用するもの両方ありますが、自身で購入した物置はほとんどが屋外での使用が一般的です。
トランクルームと物置の使い分け方法
トランクルームと物置を検討する際、まず何を保管するか決めることが必要になります。
自宅に収納しきれないものの中でホースやバケツなど比較的高い頻度で使用するものを保管したい場合は、物置を購入して保管する方が良いです。その場合はスペースにあった物置を選びます。また、物置は空調設備がなく屋外で雨ざらしになるので、紙類などの劣化しやすいものや衣類や布団などの大切なものは保管しないようにします。
自宅に物置を置くスペースがない場合や、衣類や布団を保管したい場合はトランクルームを利用するのが良いです。
トランクルームの種類の中には劣化を防げる空調設備が整っているトランクルームや細かいものが保管できるロッカータイプのトランクルームがあるためです。
劣化を防ぎ、細かいものでも保管できるトランクルームは大切に保管したいアルバムや自宅に入りきらない衣類や小物の保管に向いています。
まとめ
トランクルームは契約を結んで月額制で使用するのに対し、物置は自分で購入して使用するのが一般的です。トランクルームは空調設備があるほか、屋内・屋外の両方のタイプがあるので使用場所を選ぶことができます。一方物置は空調設備がなく、使用も屋外に限定されます。
どちらを選ぶかのポイントは「収納したいものの種類」や「使う頻度」です。
子供が使うボールや芝刈機やスコップなどの園芸用品や掃除用具など劣化しにくく、使う頻度が高いものは物置で保管するのが良いです。
衣類やこたつ、冬用の布団やアルバムなどの思い出の品など劣化しやすいものや使う頻度が低いものはトランクルームで保管します。
自分にあった方を選んで収納力を上げていきましょう。