いよいよ年末も近づき、新しい年を迎える準備を始める頃となりました。
年末の行事の1つに「大掃除」があります。大掃除は普段の掃除よりも細かいところまで行わなければいけないので、どこから始めればいいか分からずに戸惑う人も多いのではないでしょうか。
しかし、大掃除には原則があり、その通りに行えば効率良く進むため、思っているほど難しいものではありません。
今回は大掃除の原則を紹介していきます。
掃除の基本的なルール
普段の掃除でも大掃除でも基本的に守らなければいけないルールがあります。
ここでは掃除の基本的なルールについて見ていきます。
掃除は上から下へ行う
埃は軽いため、どんなに丁寧に掃除をしていても舞ってしまいます。
最初に床を掃除してその後に天井や電気の笠、エアコンの掃除をすると埃が舞い、綺麗になった床にたまって二度手間になってしまいます。
そのため天井や棚の上、エアコンやキッチンのレンジフードなど高いところから掃除を始めて、最終的には床の掃除で終わるようにしましょう。
掃除する時は奥から手前へ
これはワックスがけをイメージすると分かりやすいです。奥からワックスをかけないと自分のでる出口がなくなってしまいます。
掃除も同じで玄関や窓から一番遠いとこから掃除を始めて、外に繋がるところから埃を出していきます。
掃除前に食器や服はしまっておく
洗った食器や衣類などは、埃がつかないように掃除前に片付けるようにします。
服や雑貨が入りきらない場合は、タンスやクローゼットを掃除して物を減らすようにしましょう。
また調理器具を普段出しっぱなしにしている場合埃が積もらないように新聞紙で覆うようにしましょう。ソファーや座イスなどの布製の家具も同様に新聞紙で覆い埃を防ぎます。
掃除計画を立てる
大掃除において、掃除計画を立てることは特に重要になってきます。
どこを掃除するのか、掃除備品の不足はないかしっかり確認してください。チェックリスト形式に書き出しておくこともオススメです。
掃除の基本的なルールを踏まえた上で大掃除の原則を見ていきましょう。
大原則1:年末の大掃除はキッチンから始める
まず大掃除はキッチンから始めます。キッチンは食べ物を調理して食事を作る場所であるため、衛生的に清潔さが求められる場所です。そのため、他の場所の埃や雑菌を持ち込まないために最初に掃除する必要があります。また、この場合「掃除は上から下へ行う」というルールのもと戸棚の上やレンジフード、換気扇から掃除を始めてください。
さらに冷蔵庫の中や電子レンジ、炊飯器などの家電も掃除しましょう。
大原則2:各部屋の掃除はエアコンから
キッチンの次に行うのが各部屋の掃除です。原則的には玄関から一番遠い部屋から始めます。
各部屋の掃除も「上から下」のルールに従って行います。
エアコンのフィルターは埃が溜まっているので、各部屋で最初に手をつけてください。その際、埃を吸わないようにマスクをつけましょう。
大原則3:トイレ掃除の順番は最後から2番目
トイレ掃除の順番は最後から2番目にしましょう。トイレは雑菌も多く存在するため、掃除時の衛生にも気をつけなければいけません。
トイレを掃除した後に色々なところを掃除して雑菌を振りまいてしまうということのないように、手を洗う洗面化粧台を最後にし、その前にトイレ掃除を行いましょう。
掃除時はゴム手袋などの装備をきちんと行ってください。
大原則4:仕上げは洗面化粧台を掃除する
最後に掃除する場所が洗面化粧台です。手を洗ったり、雑巾を洗ったりするので最後まで汚れが残ります。そのため洗面化粧台が最後の掃除場所になると効率がいいのです。
洗面器より先に鏡や戸棚を掃除しましょう。最後に洗面器を洗って手を洗えば大掃除は終了です。
捨てられないものはトランクルームへ
大掃除をする中で、大切な服や思い出の品、アルバムなどどうしても捨てられないものがある人もいるでしょう。
そんな時は無理に家のタンスやクローゼットに収納するのではなく、トランクルームへ預けるのも一つの方法です。
トランクルームに思い出の品やアルバム、オフシーズンの洋服などを収納すれば、クローゼットやタンスの空いた部分に収納しきれなかったものが収納できます。
まとめ
掃除には「高いところから行う」「出口から遠いところから行う」「服や食器を片付ける」「計画を立てる」といった4つの基本的なルールがありました。
それを踏まえつつ年末の大掃除では「キッチンから始める」「リビングの掃除はエアコンから」「トイレ掃除は最後から2番目」「仕上げは洗面化粧台を掃除する」ということを守って行うと億劫な大掃除でも効率よく行うことができます
ぜひ今年の年末は大掃除を効率よく行って、余裕を持って新たな年を迎えましょう。