引越し作業では、業者の手配や手続き、荷造りなど色々やらないといけないことがたくさんあります。その中でも重要なのが「入居と退去のスケジュールの調整」です。
特に、退去日の調整は不可欠です。退去するタイミングが早すぎると入居日まで住むとこがないというトラブルに見舞われてしまいます。
タイミングよく退去するためにはどうするのが良いのでしょうか。
今回は、損をしない退去日の決め方や退去当日にすることなどを紹介していきます。
物件が決まったら退去日を最初に決める
タイミングよく引越しするためには、融通が利きにくい退去日を最初に決めておくのが良いです。ここでは退去日の決め方のポイントを紹介します。
引越し業者の予定と合わせて決めると良い
退去のタイミングで引越し作業を行えるのが一番良いでしょう。引越し業者の空き具合を見ながら退去日を決めていきます。ただし、繁忙期である2月〜4月は引越し業者の予約が取れないこともあります。そういった場合は引越しの予約に合わせて退去日を決めるようにしましょう。
退去の通知は原則1ヶ月前とされている
物件が決まったからといってすぐに退去できるわけではありません。退去の際には旧居の大家さんや管理会社へ「退去通知」というものをする必要があります。この通知は退去日の原則1ヶ月前までとされているので、通知のタイミングも顧慮して退去日を設定する必要があります。
ただ、退去通知は旧居の契約内容によって異なります。中には2ヶ月前の通知が必要なところもあるので注意が必要です。
大家や管理会社に連絡したらライフラインの解約も行う
退去日が決まったら電気・ガス・水道の解約手続きを行います。退去日を伝えるだけで、対応してもらえます。その際、新居の契約手続きも同時に行うと連絡の手間が省けるのでおすすめです。
退去する前には掃除を行う
引越しをすると「敷金・礼金」というものを払います。これは家賃とは別に発生するものです。ここでポイントなのが敷金です。
礼金が返還されないのに対し、敷金は退去時に返還されます。しかし、部屋が汚いままだと敷金は「原状回復のための費用」に使用されてしまうので、返還されなくなってしまいます。
退去時に掃除を行い少しでも借りる前の綺麗な状態に戻しておくことで敷金が多く戻ってくる可能性が高くなります。
掃除することも考慮して退去日や引越し日を設定しておくと良いでしょう。また、引越し当日は何かとバタバタするので、掃除は日を改めて行うのが良いです。
退去日当日は立会いが必要
退去の際、大家さんや管理会社のチェックが入ります。この時に部屋の設備に問題がないか原状回復にどれだけかかるかがチェックされます。チェックする時には立会いが必要になります。引越し作業と同時に行うと大変なので、引越し日と退去日をずらすのが良いでしょう。
チェックが終わると鍵の返還をします。契約を結んだ時にもらった本数分きっちり返すようにしましょう。
退去日と引越し日・入居日がずれる際はトランクルームがおすすめ
退去のタイミングと引越しや入居のタイミングがうまく合わなかった場合、荷物の置き場所に困ってしまいますよね。
そんな時におすすめなのがトランクルームです。
トランクルームの中には短期契約できるものがあるので、一時的に荷物を預かってもらうことが可能です。また、様々なタイプや広さのものから自分に合ったものを選ぶことができます。
まとめ
旧居の退去日を決めるときは引越し業者の予定や退去通知を基準に決めるとスムーズに引越しが進められます。
退去日には大家さんや管理会社のチェックが入ります。このチェックには立会いが必要なので、余裕を持った退去日の設定が欠かせません。引越し日とずらすのが良いでしょう。