自分の持ち物を見直し不要なものを捨てていく「断捨離」。ミニマリストという言葉も注目されている今、断捨離をして生活を快適にしたいという人も多いのではないでしょうか。そういった人を対象に断捨離のメリットや断捨離のコツを紹介した書籍や記事がたくさんあります。
しかし、生活を快適にできるというメリットがある一方で、断捨離にはデメリットもあります。今回は断捨離に潜むデメリットを中心に紹介していきます。
断捨離に潜むデメリットとは?
断捨離に時間がかかる
断捨離は自分の持ち物を1つ1つチェックし、いるかいらないか判断していきます。物が多ければ多いほど時間がかかってしまいます。中には一日やっても終わらなかったということもあります。時間がかかりすぎて断捨離だけで休日が終わってしまった、なんてこともデメリットとして挙げられます。
部屋が断捨離前より散らかる
断捨離をするためにタンスやクローゼットの中のものを全部取り出たのに終わらせることができなかった、なんてことになってしまうと出した物の分だけ部屋が散らかってしまいます。散らかった物を見るとやる気を無くしてしまうという人もいるでしょう。断捨離には意外とこういったこともありえます。
直感で物を捨ててしまい後悔する
断捨離では大量にあるものを選別していくうちに、深く考えず直感で捨ててしまうこともあります。するとやっぱり必要だった、捨てなければよかったということになってしまいます。また、結局必要になって捨てたのと同じものを買ってしまうこともあります。お金の面でも勿体無いですよね。
必要なものまで捨ててしまう
断捨離をやった人の中には「重要な書類まで捨ててしまった」「いらない物だと思ったら必要な物だった」「不要品に紛れて必要な物をゴミに出してしまった」という人も多いようです。たくさんの物に紛れて「本当に必要な物」まで捨ててしまうことがあるので注意が必要です。
思い出を振り返れなくなってしまう
断捨離の際に思い出の品や写真を捨ててしまうという人もいます。確かに普段は使わないものなので「いらないかな」と感じることもありますが、こういった「思い出の品」を捨ててしまうと写真や品を眺めて「昔を懐かしむ:といったことができなくなってしまいます。もちろん記憶には残っていますが、写真や思い出の品を見て思い出すこともあるので、本当に捨てていいのかもう一度考えることが大切です。
散らかっているスペースや物が多いスペースが気になってしまう
断捨離を行うと物が少なくなりすっきりとします。ですが、断捨離を行なったことで物が少なくすっきりした空間に慣れてしまい、物が多かったり片付いていない部分が気になってしまうといったことが発生してしまいます。
断捨離は自分のペースや基準で行う
断捨離には良い点だけでなく悪い点もあります。では先ほど紹介したデメリットを避けて断捨離をするためにはどうすれば良いのでしょうか。
断捨離をうまくやるコツは「自分のペースや基準で行う」ことです。
物が多い人は日を分けて行う、いるかいらないか判断するのに時間がかかるなら、目一杯時間をかけて判断するということも大切です。
また、「本に書いてあったから」「ネットの記事にあったから」ではなく、自分にあった方法で行うのが1番です。「本やネットにはこう書いてあるけれど自分にとってはこうだから」という基準を持って行えば、いる物を捨ててしまい後から後悔する・必要になって改めて買うといったことを防ぐことができます。
物が多いなら無理に捨てずトランクルームに預ける
収納場所がないから断捨離しようと考えている場合、無理に断捨離を行う必要はありません。収納場所を新しく作ったり、トランクルームを活用して収納スペースを増やしたり捨ことで改善することができます。
まとめ
一見有効な断捨離にもデメリットがあります。特に必要な物を捨ててしまったということには注意が必要です。もし、断捨離が行えない、無理に断捨離を行おうとしているなら収納場所を増やしたりトランクルームを利用するのがおすすめです。