近頃、地震や異常気象で何かしらの災害がニュースになっています。年を追うごとに連れ、防災意識も高まっており、今や「災害用の備蓄水だけでも保管しておこう」と考えている人も多くなってきています。
そんな時に課題となるのが、「水の保管場所」です。いざという時にすぐに取り出せるようにしておくにはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、災害時にも役に立つ備蓄水の保管場所について解説していきます。
災害時には水が必要不可欠
水害時には、ガスや電気だけでなく、水道が止まってしまうこともあります。卓上コンロや電池で代用できるガスや電気と違い、水道は代用できません。水道が止まってしまうと飲用や食事だけでなく、顔を洗ったり歯を磨いたりもできなくなってしまいます。
非常時に必要な備蓄水の保管場所
備蓄水の保管方法は、「クローゼットやキッチンでの保管」「ウォーターサーバーの利用」「トランクルームに保管」の3つがあります。それぞれメリットを紹介していきます。
自宅のクローゼットやキッチン
自宅で備蓄水を保管する際は、普段の生活の邪魔にならないクローゼットやキッチンが良いでしょう。自宅に備蓄水を保管することで、避難所に移動する際にも一緒に持っていくことができます。
また、保管する場所について、他の家族と共有しておくことで、災害時に慌てず対応することができます。
ウォーターサーバーを利用する
ウォーターサーバーの容器は大きいので、ペットボトルで何本も保管しておくより場所を取らないというメリットが挙げられます。
さらに、ウォーターサーバーの便利な点は、お湯と冷水の両方が使えることです。ウォーターサーバーを置いておくことで、電気が通っていればお湯を使うことができます。万が一、停電になってしまっていても、ウォーターサーバーの水を常温水として利用することもできます。
トランクルームに保管する
トランクルームは、家以外に収納スペースを作るための最適な場所です。トランクルームを利用することで、普段の生活スペースを圧迫せずに、備蓄水を保管することができます。水以外の備蓄にも、布団や家電、非常食の保管に最適です。また、家族の避難場所、集合場所としても利用できます。トランクルームを利用する際は、場所や耐震性などにも気をつけるようにしましょう。
備蓄水を保管する際に気を付けたいこと
いつ来るかわからない災害のために、備蓄水を保管しておくことはとても大切です。しかし、保管の際には注意点もあります。
直射日光を避けて保管する
いくら水とも言えど、直射日光を浴び続けると、品質が悪くなってしまうことがあります。そのため、直射日光や高温多湿を避けて保管するようにしましょう。
複数の保管場所を作る
ドアが歪んで開かなくなってしまった、物が倒れてクローゼットが開かなくなってしまったということも災害時にはありえます。せっかく備蓄したのに、取り出せないなんてことになってしまったら大変です。そのため、備蓄をする際は、場所を複数に分けておくともしもの時でも対応できます。
賞味期限を確認しておく
使う時になって賞味期限切れが発覚する、ということになってしまうとせっかくの備蓄も意味がありません。災害時にきちんと使用できるように、賞味期限のチェックを怠らないようにしましょう。災害が起きてなくても、賞味期限が近づいたら水を使用し、ストックを取り替えるようにしましょう。
まとめ
ライフラインが止まってしまう災害時に備えて水を保管するのは、とても大切なことです。水の保管には、「クローゼットやキッチンでの保管」「ウォーターサーバーの利用」「トランクルームに保管」という方法があります。状況に合わせて、自分の家庭にあった保管方法を選びましょう。
備蓄水を保管する際、品質を守るためにも直射日光や高温多湿を避けて保管するようにします。また、適度に賞味期限もチェックするようにしましょう。