マンションやアパートの中には玄関が狭いというお部屋もあるのではないでしょうか。
靴や傘、掃除用具など玄関に収納しなければいけないものは意外とたくさんあります。
玄関が狭いと、収納家具をおくことができないので、下駄箱に収まりきらない靴やアイテムを収納することができず玄関内に溢れかえってしまうという人も多いかと思われます。
自宅に来た人を対応する場所でもあるので、玄関はできれば綺麗にしておきたいですよね。
しかし、狭い玄関でも、収納方法を工夫することにより玄関の周辺用品をスッキリ収納することができます。
今回は、狭い玄関で上手に収納するポイントと、狭い玄関の収納アイデアについて紹介していきます。
狭い玄関の収納のポイントとは
狭い玄関で色々なものを上手に収納するためには、抑えてくべき3つのポイントがあります。
持ち物を見直していらないものを捨てる
玄関に収納されているもので「いるもの」と「いらないもの」がどのくらいあるのか確認しましょう。例えば、傘や靴などはいるものに分類されますが、靴の空き箱などはいらないものに分類されることがあります。また、靴の中でも、はかない靴や壊れてしまった靴はいらないものです。ゴミとして処分するか、リサイクルショップに売ったりして断捨離しましょう。
「いるもの」と「いらないもの」が分類できたら、いるものをさらに細かく分けていきます。例えば、靴なら靴の種類や履く頻度、使う季節によって分けていきます。傘や子供が使うおもちゃも同じです。「種類」「使用頻度」「使用目的」などで分類していきます。
収納をする前に、今の自分や家族に必要な物は何なのか、実際に使う物は何なのかを把握し、いらないものを少なくするのが重要です。
収納スペースを見直す
狭い玄関でも下駄箱が付いているお部屋もあります。収納場所を増やす前に下駄箱がうまく使えているか見直してみてください。
例えば、靴を同じ方向に収納するのではなく、かかとが手前に来るように収納するのとつま先が手前に来るように収納するのを交互にするだけで、収納できる靴を増やすことができます。
また、段を自由に調節できる下駄箱ならば、1段を狭くすることで収納できる靴を増やすこともできます。
今ある収納スペースを見直し少しでも収納量が増やせるかどうか見てみましょう。
デッドスペースを積極的に活用
今持っているものと今の収納スペースが見直せたら、玄関のデッドスペースを探して見ましょう。デッドスペースとは、家の設計上どうしても利用できない空間のことを言います。例えば、部屋の間取り上家電や家具を置くことができなかったり、物が置けない場所などがデッドスペースです。
デッドスペースは活用次第で収納スペースにすることが可能です。
狭い玄関の中にも必ずデッドスペースはあります。そこを活用することで、玄関を綺麗に見せる収納をすることができます。
下駄箱の収納アイデア
皆さんは下駄箱の中に靴をどうやって収納していますか?
下駄箱の収納方法を見直すだけで収納できる量は増やすことができます。
例えば、100円ショップやホームセンターには靴を縦に収納できるアイテムがあります。
1足を横に並べるのではなく上下2段にして並べて収納することで、1段あたりに収納できる靴の量が増えます。特にスニーカーやパンプスといった背の低い靴などは上部が余ってしまうので上下2段で収納できるのは便利ですよね。
また、ブーツのような背の高い靴と背の低い靴を並べて収納する時は、折りたたみ式の小さなラックが非常に便利です。2段に分けて2足収納できるので収納スペースを上手に活用することができます。
さらに、下駄箱の扉の裏も収納場所として活用できます。
扉の裏にフックを取り付けることで、折りたたみ傘などを引っ掛けて置くこともできます。
このように下駄箱も工夫次第で収納を増やすことができます。
下駄箱の収納方法は以下の記事でも紹介しているのぜひ参考にして見てください。
【100均のアイデアグッズで下駄箱の収納を工夫しよう】
狭い玄関にぴったりなデッドスペースを活用した収納アイデア
では、下駄箱の収納を見直しても収納しきれない場合はどのように収納を増やせば良いのでしょうか。
ここでは、狭い玄関にぴったりなデッドスペースを活用した収納アイデアを紹介していきます。
スリッパなどはデッドスペースの壁に収納
スリッパを収納する際には、下駄箱に収納するのではなく、100均のワイヤーネットを使ったスリッパラックが効果的です。
また、木材板一枚、角棒50cm、三角吊り金具2つ(全て100均で購入可能)、この3点を使って簡単DIYをすることもオススメです。どちらも簡単にできます。壁際に取り付けてスリッパを引っ掛けることができ、出し入れも簡単で一石二鳥です。
ドア上のデッドスペースに収納を作る
意外と気付かない場所にデッドスペースは隠れています。例えば天井もその一つです。
玄関入ってすぐのドア上の天井に突っ張り棒を取り付けて棚を増設して、ボックスを積み重ねれば、収納場所を増やすことができます。よく履くものを下に入れ、比較的背の高い人の靴は、一番上のボックスに入れると良いでしょう。
ドアの部分にも収納を増設する
狭い玄関にとってドアは絶好な収納スペースです。例えばポケットがたくさん付いていて、壁にかけれるようになっているウォールポケットは、便利なアイテムです。折りたたみ傘や鍵などの小物を入れることができます。
また、ここでもワイヤーラックが活躍します。ワイヤーラックを壁掛け式に変え、S字ラックもしくはワイヤーラック専用のフックをかけます。フックに傘をたくさんかけることができるので、傘立てが不要になります。
下駄箱の下を有効活用する
下駄箱の下も意外とデッドスペースになっています。そのスペースに突っ張り棒と棚板を設置することで収納を増やすことができます。
突っ張り棒は長さを調節できるので非常に便利なアイテムです。
また、突っ張り棒でなくファイルケースやボックスを活用することで、細かいものを収納することもできます。
すっきりした玄関をキープするためにはルールも大切
デッドスペースを活用し収納を増やしてもルールを決めなければすぐに散らかってしまいます。何をどこに片付けるのか、そもそも玄関には何を置いていくのかなどルールを決めて置くと良いでしょう。例えば「常に出して置く靴は一人一足」「玄関に置くものは靴、傘だけにする」「下駄箱の手前にはよく使う靴をしまって置く」など、普段から守りやすいルールを作ることで狭くても、綺麗な玄関をキープすることができます。
まとめ
狭い玄関で靴や傘などを収納する際は、まず、自分の持ち物を見直しいるものといらないものを分けましょう。
また、いるものを収納する際は収納方法にも気を使って見ましょう。
例えば、靴は上下に並べて収納する、段の高さを調節してスペースを有効に使えるようにするといった工夫だけでも収納できる量は格段にアップします。
それでも収納しきれないという場合はデッドスペースを活用して見てください。玄関には、ドアの裏やドアの上、壁際などデッドスペースが意外と多く存在します。デッドスペースを上手に活用することによって色々なものを収納できるようになるので、今回紹介した方法もぜひ試して見てください。