大雨による洪水や火山の噴火、地震など災害が発生した際、被害の状況や今後の状況によってその場所が危険であったり、いずれ危険が迫るということが想定できる際「避難」が必要になってきます。
避難が必要になると「避難勧告」や「避難指示」が発令され、携帯会社や市町村が配信しているエリアメールやニュースなどでよりたくさんの人に発信されます。地震災害や豪雨災害などのニュースで目にしたことがある人も実際に経験した人もいるでしょう。
災害が起きていざ避難をしなければならなくなった時何を持ち出し、どのように行動していくのが良いのでしょうか。
避難の通達の種類
避難が必要になると「避難勧告」「避難指示」「避難命令」のいずれかが発表されます。避難勧告は災害が発生する前に発表されることが多く、「この地域で災害の被害が予想されるので避難をしたほうがいい」と避難を促すものです。避難指示は避難勧告よりもより状況が逼迫し、広範囲での被害が予想される時に発表されます。そして、一番拘束力があるのが避難命令です。避難命令が出るとその地域にいる人は速やかに避難をしなければなりません。
このように避難の通達によって避難の程度や地域は変わります。特に避難命令が出た際はたとえ仕事中でも商談中でも速やかな避難が必要です。
災害時の避難での持ち物
緊急時にはあまり時間をかけずに必要なものを用意して避難をする必要があります。どのようなものを持っていくと良いのでしょうか。
財布と現金
財布や現金はカバンに入っているものやすぐに取り出せるもので十分です。わざわざ銀行やATMにおろしには行かず、手元にある分だけを持って速やかに避難しましょう。
携帯電話と充電器
携帯電話は情報を集めたり、連絡を取ったりするのに必要なアイテムです。また電池切れを防ぐためにも充電器などを用意して起きましょう。
保険証や身分証
避難中はいつもと環境が違ってしまうため何が起こるかわかりません。そのため、急に体調を崩してしまうことも考えられるので、保険証は持っていくようにしましょう。また、避難中に自宅がなくなってしまったという場合も想定できます。身分証などの貴重品は日頃から持ち出せるようにしておくようにしましょう。
避難袋
避難の時用意しておくと便利なのが避難袋です。あらかじめ、非常食や水、救急セットなどをまとめておくことで避難をスムーズに行うことができます。
膝掛けやカイロ
避難所は学校の体育館などが多いです。ストーブや毛布が用意されることもありますが、冬は冷え込むこともあるでしょう。冷えや寒さをしのぐためにもカイロやは持っていくと良いです。また膝掛けは季節に関わらず持っていくことをおすすめします。布団よりも軽い上、座布団や布団代わりになるので便利です。
マスク
避難所にはたくさんの人が集まります。そのため風邪や感染症などの被害が出ることも考えられます。ウイルスを寄せ付けないためにもマスクは持っていくようにしましょう。
コンタクトや眼鏡
普段からコンタクトやメガネを使用している人は必ず持っていくようにしましょう。視界が確保できないと色々と不便なので忘れないようにしましょう。
まとめ
災害時や災害が予想される場合には避難が必要になります。避難の通達には「避難勧告」「避難指示」「避難命令」の3つがあり、勧告から指示、命令になっていくに連れて身に迫る危険度が増していきます。
スムーズな避難を行うためには、普段からどのようなものを持っていくべきなのか確認しておくことが大切です。普段から災害時の知識や避難の知識を知っておくようにしましょう。