忙しい人の中には、年内に引越しを進めようと考えていたのに、仕事や学校といった日常生活がバタバタしてしていて、気づいたらもう12月になっていたという人もいるのではないでしょうか。
12月はクリスマスや大晦日なども控えているので、引越し業界の中でも12月は他の月と違って少し動向が特殊になります。
今回は12月に引越し作業を行わなければいけない人向けに、12月の引越し業界の動向や相場、予約のポイントを紹介していきます。
引越し業界の12月の動向
引越し業界の12月は上旬と下旬で大きく変わります。
まず、12月上旬は引越しが少なく相場もそこまで高くありません。しかし、下旬になるにつれてどんどん相場も高くなっていき、天皇誕生日である12月23日を過ぎたあたりから一気に繁忙期になっていきます。おそらく、大掃除の手間や年末のやり残し解消のために引越しをする人や、冬休みに入り学校が落ち着くため引越しをしようと考える人が多くなるためでしょう。そのため、12月の最終週は繁忙期になります。さらに、12月下旬は帰省や季節のイベントが立て続けにあるため、人出がを得るのが難しく、人件費がどんどん掛かるようになってしまうため、相場も高くなっていく傾向にあります。
12月に引越しを上手に行うポイント
月の始めと月の終わりで全く相場や忙しさが変わってくる12月ですが、この時期に引越しをする際どのようなことに気をつけると良いのでしょうか。
予約をなるべく早く抑えておく
まず、引越しの予約を早めにしておくのがポイントです。
12月上旬の引越しは比較的金額が安いので、予約が埋まりやすくなっています。そのため、引越しをする大体の場所やある程度引越し先が決まった時点で予約をするようにしましょう。
土曜日の引越しは避ける
2つ目のポイントとして、土曜日の引越しを避けるというのがあります。多くの企業が土日はお休みです。そのため、休みが比較的取れる土日に引越しをしようと考えるのが普通です。その中でも土曜日に引越しをして、日曜日に片付けをするというのが、仕事や学校にも影響がでない理想的な方法です。なので、土曜日は予約が集中し、値段も少し高くなります。
価格を少しでも抑えたいのであれば、土日を避けて平日の引越しを選ぶのが良いでしょう。
引越しは上旬がベスト
12月に引越しをする場合、一番望ましいのが12月上旬の引越しです。12月上旬は繁忙期ではないので、費用も安く抑えることができます。また、引越し先の部屋はどこもクリーニング済みなので、大掃除をする手間も省けるでしょう。さらに新しい環境に少し慣れた状態で、余裕を持って新年を迎えることができます。
引越しに関する手続きは前もって行う
12月の引越しで見落としてはいけないのが書類の申請です。12月は祝日や年末年始などで役所の空いている時間や手続き処理に限りがあります。
事前にどこの施設がどれくらい空いているのか確認して余裕を持った手続きが必要になるので注意してください。
まとめ
12月は祝日やイベント、年末年始といった要因が重なるので、引越し業界の中でも少し特殊な月になります。そのため、相場が上旬と下旬で変化したり、23日を過ぎた頃から一気に繁忙期に入るといったことが特徴としてあげられます。
もし、12月に引越しをしなければならなくなった場合は、早くから引越し予定を組み、上旬に予約を抑えるようにしましょう。また、土曜日は避け、平日に引越すことで予算を抑えることができます。また、年末年始の役所などの営業日や受付時間を確認して、必要な手続きは早めに終わらせるようにしましょう。