寒い季節が終わるとブーツの使用する機会が減るかと思います。保管しておくにも保管場所やお手入れ方法が分からず、放置してしまっているという方は多いのではないでしょうか。
ブーツをお手入れせずに適当に放置してしまうとカビが生えたり、においキツくなったり劣化の原因となってしまいます。カビが生えてしまったブーツを来年履くのにも抵抗がありますよね。
せっかく買ったブーツを長く使うためにもブーツの保管前のお手入れ、正しい保管方法を知ることが重要です。
本記事ではブーツの収納で起こりがちな問題から、実際の保管方法まで具体的に解説していきます。
ブーツの収納で悩みがちなこと
ブーツの収納は思った以上に様々な悩みが生まれるものです。まずはブーツの収納で悩みがちなことをご紹介します。
収納スペースがない
ブーツは背が高く収納にある程度の高さが必要となってきます。女性のロングブーツは特に背丈が高く、収納場所に困ってしまうものです。1つ2つであれば靴箱の脇に収納できますが、何個も持っているという人であれば玄関がブーツで散乱してしまうという問題も起こりがちです。
ブーツから悪臭が漂う
ブーツは背丈が高く素材も湿気がこもりやすいものが多いため、何も考えずに長期保管してしまうとカビが発生してしまいます。カビによる悪臭がひどく、1年で捨ててしまったなんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょう。
型崩れしてしまう
収納スペースがなくても無理やりブーツを重ねて収納したり、玄関に適当に放置したりしていると型崩れの原因となってしまいます。特に革製のブーツだと折れ目にしわがついて劣化しやすくなってしまいます。
ブーツの上手な収納方法
保管に悩みが多いブーツですが、正しい収納方法と収納アイデアを知ることで長期間使用することが出来ます。ここではブーツを長持ちさせる、シーズンオフのブーツ保管方法を解説します。
表面の汚れを落とす
ブーツの表面に汚れが付いたままだと雑菌やカビの繁殖、早期の劣化につながってしまいます。ブーツを長期保管する前には、必ず表面の汚れを落としておくことが重要です。
汚れ落としには馬毛ブラシや専用クリームを使って、細かいところまで汚れを落としていきます。少しの残り汚れがブーツの劣化につながってしまうので、隅々まで見落とさないようにしましょう。また本革、合成皮革、スエード、ムートンと素材にあったお手入れを行うことも心がけてください。
ブーツ内部の掃除の後、陰干しを行って湿気を取り除く
表面の掃除が終わったらブーツの内部の除菌も行いましょう。ブーツ内部を掃除するには、ノズル式の掃除機で汚れを吸った後、固く絞ったタオルで隅々まで拭きます。
その後2、3日ブーツを陰干しすれば内部の湿気や細菌をすみずみまで取り除くことが出来ます。
ブーツの型崩れを防ぐために、ブーツキーパーを使用する
ブーツの保管時には型崩れしないようにブーツキーパーを使用することをおすすめします。持っているブーツが多すぎてブーツキーパーを買うお金がかさむという方は、レジ袋や新聞紙などを丸めて、ブーツの形に沿ってつめるだけでも型崩れ防止につながります。
湿気が少なく、風通しが良い場所に保管する
ブーツの掃除が終わったら保管場所選びです。保管場所は湿気がすくなく、風通しが良い場所にすると細菌が繁殖しづらいと言われています。そのため風通しが良く、ブーツをつるして収納できる場所があれば最適です。
そういったスペースがない方は購入時の箱にしまって保管するのもおすすめです。箱を重ねて保管できますし、クローゼットやタンスなど様々な場所を保管場所にすることが出きます。ただし、箱をクローゼットやタンスにしまう際は、湿気が溜まりやすい低い位置を避けて保管しましょう。
まとめ
カビやにおいに悩まされがちなブーツの保管も、お手入れや保管方法を気を付けることで悩みを解消することが出来ます。
難しく見えるお手入れも、やり方さえ知ってしまえば誰でも実践できる簡単なものです。
お気に入りのブーツを長く使うためにも、本記事で紹介した手順をしっかり行って、ブーツの正しい保管方法を実践してみてください。