引越しの時は荷造りだけでなく、住民票の手続きや各書類の住所変更などやらなければいけないことがたくさんあります。
特に書類の住所変更は、公的な物から私的な物までたくさんあり大変です。
その中でも変更手続きが曖昧になりがちなのが、パスポートに関する手続きです。引越しで住所変更があった場合、パスポートの変更手続きはするべきなのでしょうか。
今回は引越しに際するパスポートの手続きについて紹介します。
パスポートの住所変更は必要ない!
パスポートで住所を記入する箇所は「所持人記入欄」というところで、この部分はパスポートの持ち主が任意で記入する場所となっています。そのため申請して変更する必要はありません。引っ越して住所が変わった場合は、旧住所を二重線で消して新しい住所を記入してください。修正液や修正テープは使わないようにしましょう。
本籍や名前が変わった場合にパスポートは変更する
パスポートの変更手続きが必要になるのは、結婚や養子縁組などで名前が変わった場合や本籍が変更になった場合です。
手続き内容としては、パスポート自体を返納して新しいパスポートか記載事項変更旅券を申請します。
新しいパスポートの申請
新しいパスポートの申請は各都道府県のパスポートセンターで行います。
必要なものは
・一般旅券発給申請書(記載事項変更用)
・戸籍謄本
・本人確認書類
・顔写真
・これまで使っていたパスポート
・手数料
になります。
新しいパスポートの申請の手数料は5年間有効のパスポートの場合11000円、10年間有効のパスポートの場合16000円です。
記載事項変更旅券の申請
記載事項変更旅券も各都道府県のパスポートセンターで行います。必要なものは以下の5つです。
・一般旅券発給申請書(記載事項変更用)
・戸籍謄本
・顔写真
・これまで使っていたパスポート
・手数料
なお手数料は6000円なので、新しくパスポートを作るより安く抑えられますが、有効期限は今まで使っていたパスポートのものが引き継がれます。
まとめ
本籍や名前などが変わらない場合、パスポートの住所変更は必要ありません。
しかし、結婚や養子縁組などで本籍や名前が変わった場合、パスポートセンターで手続きする必要があります。手続きの方法は新しいパスポートも申請する場合と記載事項変更旅券を申請する場合の2種類あります。もし、有効期限などに問題がなければ、費用も安く押されることができる記載事項変更旅券の申請をオススメします。